2018/03/07
夫がうつと診断されたきっかけは仕事だった

この記事を書いている人 - WRITER -
こっしー 働く40代2人の子持ち主婦。ライターとしてはひよっこですが、フラワーアレンジメントは
プロ級?です。(歴15年)今はガーデニングもやります♡
こんにちは。40代子持ち主婦、こっしーです。
12年前、まだ上の娘が2歳の時、
夫がうつと診断されました。
近頃はうつ病になる人も増えて少しずつ
理解されるようになってきてはいますが、
まだまだ偏見も多い病気です。
夫は幸いにして、再発もせずに治って現在に至ります。
もしかして、自分がうつ病かもしれないと思っている人、
家族がうつになって悲嘆にくれている人も
大勢いらっしゃると思います。
そんな方たちが、この記事を読んで希望を持てますように。
まず、苦しい時は誰かに話すのが一番です。
身内に言えず自分の中に溜めてしまった辛さや胸の内を、
言葉として外側に出すことでかなり心が軽くなります。
おすすめは、占い師さんの電話相談ですね。
毎日、人の相談に乗っている占い師さんは悩み解決のプロです。
自分の気持ちを話すと、かなり心が楽になります。
電話で相談に乗ってもらう
10分話すだけでもかなり変わりますよ。
夫がうつになったきっかけは、やはり仕事だった。
うつ病になるまでの夫は、あんまり挫折体験もなく、
辛いこともあんまり辛いと思わない性質の淡々とした人でした。
仕事もかなり強気で、頼もしいと思う半面、
このままで大丈夫だろうか、と心配していました。
それは、忘れもしない、12年前の夏。
当時、私たちは横浜に住んでいました。
夏のお盆の時、実家の愛知へ帰省し、
両親を含め家族5人で山に旅行に出かけました。
ちょうど私たちが山の上にいるとき、
横浜では台風が直撃し、緊急事態が発生。
責任のある立場であった夫に連絡が取れないという
トラブルが起こりました。
山を下りた時、夫の携帯電話に
何本もの着信が残されていました。
山では電波状況が悪く、つながらなかったのです。
その一件があってから、
なんとなく夫の様子がおかしくなっていきました。
夫は仕事についてほとんど話をしない人だったので、
私は詳細を聞きませんでしたが、
どうも、責任問題になっていたらしく、
かなりの叱責があったようでした。
でも、まだその時、私はそんなに重く考えていなくて、
仕事をしていればそれくらいのことはあるだろうと思っていましたし、
まさか、夫がそんなに思いつめていたなんて思ってもみませんでした。
今から考えると、
その時点で心が崩壊寸前まで追いやられていたみたい。
すでにあんまり寝られなくなっていたそうです。
仕事をしてもうまくいかない
→眠れない
→うまくいかないからもっと頑張ろうとする
→頑張ろうとしても寝ていないから空回りしてまたうまくいかないといった
負の連鎖にどっぷりはまっていたようです。
しかも寝られないのに、
さらに睡眠時間も削って仕事をしていました。
私としては、夫が忙しいのなんて年中行事でしたので
最初は何とも思ってなくて、
ほとんど気が付きませんでした。
ちょっと変だな、ぐらいで。
私は私で、2歳になる娘を抱え、
毎日育児に奮闘していましたので、
夫のことよりも子供の方が気になっていて、
夫の様子がおかしいのを見過ごしていたのです。
夏の一件から2か月ぐらいたった10月中ごろ。
夫が「最近、時々電車に飛び込んでしまいたくなる。」と言いました。
「は???」
まさか!
冗談言ってるの?
私が知っている夫は、
そんなことを言う人ではありません。
でも、顔には疲れがにじみ、
全体的に元気がないようでした。
私はそれを聞いて一瞬「うつ病」が頭をよぎります。
でも認めたくない自分がいて、
深く考えずにスルーしてしまいました。
それ以後、さらに仕事は多忙を極め、
一旦、家に帰ってきても食事をして入浴して
また仕事に行くと言って夜に職場へ向かう。
しかも、職場で寝泊まりするようになっていました。
絶対、変だ。
いくら忙しいからって、今までそんなことなかったし。
最近の夫の様子を思い出し、
いろいろ考えるとうつ病しか思い当たらない。
そう思って、ある日、駅前の大きな書店へ行き、
一般の人向けのうつ病のことを詳しく書いた本を買ってきました。
読めば読むほど、あてはまることばかり。
夫に直接確かめてはいませんでしたが、
うつ病セルフチェックをしてみると8~9割あてはまる。
こりゃあ、ヤバい!
どうしよう・・・・。なんか頭痛くなってきた。
本人に確認してはっきりさせなくちゃ!
家に帰ってきた夫を捕まえ、話があると持ちかけました。
夫の向かい側に座り、ゆっくりと
「最近調子がよくないみたいだけど、大丈夫?」と切り出しました。
すると、以前の夫からは考えられないぐらい小さい声で
「大丈夫だよ…。」と。
しかも、まったく私の方を向かず、
下を向いてばかりです。
目を合わせようとしません。
この人って、こんな風だったっけ?
なんか、別人みたい。
私は続けて、うつ病の本を片手に
最近、こんなことある?という風に聞きながら、
チェックをしていきました。
案の定、9.5割の該当率。
やっぱり、うつ病か・・・。
現実を突きつけられて
ガーンと頭をハンマーで殴られたようでした。
こんな時こそ私がしっかりしなくっちゃ!
「病気だと思うから、病院へ行こうよ。私も一緒に行くから。」と言ったのですが、
夫は
「病気かもしれないけど、仕事を抜けることはできないから病院へは行かない」と言うんです!
どうしたらよいのかわからず、途方に暮れてしまいました。
無理やり連れて行くわけにもいかず、
その日はよいアイディアも浮かばず、
とりあえずそこで話を打ち切りました。
夫を病院に連れて行かねば!
病院に行かないって、言うとは思っていませんでした。
本人も自分ではどうすることもできない蟻地獄の中にいて
もがいてももがいても出られず、
絶望感に打ちひしがれているようでした。
それでも、責任感から仕事を放り出さない夫はすごいけど、
一度、仕事から離れなきゃダメだと思いました。
夫を病院に連れて行くのにどうしたらよいのか、
一人で考えていても、頭が真っ白になるだけ。
ネットで検索してもうつ病患者と家族の暗い話ばかり。
泣きたくなりました。
絶望感。
こんな時、相談するのはやはり自分の親です。
こんなこと、私一人で抱えられる問題ではありません。
それに、放っておいたら夫は自殺しかねない。
とりあえず私の実家の親に電話。
父は説得に行ってもいいと言ってくれましたが、
それにはまず、夫の両親に相談してからの方がいいのではないか、
ということになりました。
まあ、それが筋ですよね。
自分の息子なんだし、
夫の両親が説得して、
病院へ行くのが一番すんなりとする。
でもね。私の中では、たぶん無理じゃないかなー、と思いました。
夫の家族は感情が乏しい家族で、ドライな人たち。
息子やその家族に対しても、情がないっていうか…。
私にはよくわからない人たちです。
だから、息子を説得するなんて難しいだろうと思いましたが、
それでもさすがに心配して息子を見に来るかなと思いました。
来てくれても、何も解決はしないかもしれませんが。
何でもやってみなくちゃ。
夫の実家に電話しました。
姑は田舎の人で働いたことがない世間知らずですし、偏見もあって
「うつ病になった」息子=「とんでもない精神病になった」息子と思い、
こんなことになっちゃってごめんね、と私に謝るんです。
いや、そういう事じゃないんだけど…。
夫は何も悪くないから謝られてもね。
身内に偏見があったのでは、やってられません。
そして
「たぶん、あの子(夫)、私たち(舅と姑)の言うことなんか、聞かないと思うよ」と言う。
私たちができることは何もないんだって!
つまり、「いち抜けた!」って逃げられたんです!
姑たちは逃げたつもりはないかもしれないけど、
私にはそうとしか見えなかった。
「えーーー!どんな親子関係やねん!!
アンタたち、息子の事、心配じゃないの?」
かなり緊急事態なんです、って伝えたにもかかわらず、
見にも来ないんだって。
私には理解不能です。
やっぱりよくわからない人たちです。
何かを言う気力も失せ、
腹立たしさを抑えつつ電話を切りました。
私の両親が説得に来てくれる、と言ってくれましたが
一旦、保留にすることにしました。
どうしよう。どうしよう。どうしよう。
こういう時こそ、頭の使いどころです!
考えるのです!!!
仕事人間の夫がたぶん言う事を聞くであろう人、
それは会社の上司です。
たぶん、上司の言う事なら聞くだろうな。
でも、会ったこともない上司宅へ電話をするなんて…。
考えるだけで、動悸が激しくなります。
私が電話することで、夫の評価が下がったらどうしよう。
「こんなことで電話をしてくる奥さんなんだ」
って思われて夫に迷惑がかかるだろうか。
たぶん、妻が会社の上司に電話するなんて、夫はいやだろうな。
でも、緊急事態だし。
もう、いろんな考えがぐるぐると頭の中を回って
あちこちからあふれそうでした。
わーーーと大声で叫びたくなるような心境。
かたや、娘もまだまだ手がかかる時期でしたし、
他にも色々、考えなきゃならないことが山ほど。
私の頭がバーーンと爆発しそうでした。
あーでもない、こーでもないとしているうちに一か月なんて
あっという間に過ぎていきました。
ええい!もうどう思われてもいいや!と半ばヤケになり、
腹をくくって上司のお宅に電話することに決めました。
ご自宅は年賀状でわかっています。
夜、夫がいない時を見計らって電話をしました。
心臓がバクバクです。
電話をすると奥様が出られ、
まだ夫の上司である人はお帰りになっていませんでした。
夫の上司であるご主人に
どうしてもお話したい事があると伝えました。
もう少し、帰りは遅くなるとおっしゃったので、
遅くなって電話をかけていいかと
確認をし、了解を得、とりあえずその場は切りました。
私としては意を決して電話をかけたのに空振りに終わり、
茫然でした。
ものすごい緊張だったので、
100mを全速力で走ったのよりも疲れてしましました。
でも、もう一ラウンド残っているのです。
今度は本番です。
夫の上司との直接対話が待っています。
しばらく時間を置いて、
気持ちも新たに再チャレンジです。
深呼吸をして、電話をしました。
今度は上司が帰宅されていて、直接話しました。
最近、様子がおかしいこと、
どうしても病院に行ってほしいが、
本人が仕事を気にして病院に行かないと言っている、ということ、
今までの経緯を話しました。
夫の上司は「最近、そんなに様子は変ではないが、自信を無くしているようだ」
と言っていました。
自信を無くしているだって?
そんな軽いもんじゃないはず。
明らかにおかしいと思わないの?
夫はその上司の人と今までにも何度も一緒に仕事をしているのに
他人だとわからないのかもしれません。
ごまかされているんだろうか?とも思いました。
しかも、「労災じゃないからねー」的な言われ方をしました。
企業としては、社員が就業中に病気やけがになって
労災を申請しなければならないことってペナルティなんですよね。
たぶん、逃げてるんだ。
それも、気が付きましたが、
その時はもうそんな事どうでもよかったんです。
夫を病院に連れいければ。
とにかく、私としては夫の上司に、
夫に病院に行くよう言ってもらう、という
約束をして電話を切りました。
脱力-。
はあぁー。
たった10分の電話で5歳は老けたんじゃないかと思うほど、
グッタリしました。
念のために、
近所の心療内科などをピックアップしておきました。
すぐにでも、行けるように。
そして、次の日、夫が会社に行ったかと思ったらすぐに
家に電話がかかってきました。
「上司が病院に行って来いっていうから、今から行くよ。」だとさ。
やっぱり。
私の言う事は聞かないけど、上司の命令なら聞くんだ。
計画はうまくいったけど、何か、むなしかった…。
一番、親身になっている家族の言う事は聞かないのに、
会社の人の言う事は聞くなんて…。泣
宮仕えのサラリーマンとその家族の悲哀かもしれません。
一生懸命働く人がいいと思って選んだ夫だったけど、
仕事人間も悲しいものです。
夫が家に戻ってくる前に出かける準備をし、
ピックアップしておいた心療内科の中で
家から一番近い病院へ行くことにしました。
もう、選んでる暇はなかった。
でも、やっと病院に行ける、
きっとこれで夫も救われると思いました。
心療内科の扉を開ける。

その当時、まだうつ病は世間で理解されていませんでした。
心療内科の敷居は高く、
それゆえにそんなに混んでいませんでした。
私の心は不安でいっぱいで今にも雨が降り出しそうな空のようでした。
だから、あんまり人に会いたくなくて、
人が少なくてちょっとホッとしました。
心療内科を訪れるのに、
娘を置いていくわけにもいかず、連れて行きました。
無邪気に笑う娘を連れている私たちは明らかに
待合室では場違いな感じでした。
そうかといって、2歳の娘に説明してもわからないし。
いたたまれない。早く診察室に呼んで・・・。
呼ばれて診察室に入ると、
先生は静かな感じで全く表情のない人。
あえて感情を表に出さないようにしているみたいでした。
先生の前に座っても、
夫は満足に自分の症状を話せないんです。
ずぅーっと下を向いているばかり。
仕方がないので、全部、私が今までの経緯を説明しました。
その後、家で試したうつの本に書いてあった
うつ病セルフチェックと同じようなものを
直接記入式で本人がやり、問診がありました。
「診断は、軽度、中等度、重度とあるなら、
ご主人は中等度から重度のうつ病です。」
と言われました。
そして、「明日からすぐにでも自宅療養に入ってください。」と指示がありました。
夫は「明日からなんて無理です。仕事の整理をしないと…。」というと
かなりきつい口調で
「いえ、診断書を書きますから、明日からすぐに休職してください。
これは、心臓病の人が緊急手術に入るのと同じと思ってください。
心臓病の人は仕事を整理してから、
なんて言わないでしょう。
それと同じぐらい、急を要します。」と言われました。
そして、必要なら入院も視野に入れるようにとのことでした。
静かな、穏やかな先生でしたが、
最後は断固とした感じで言われました。
そんなに悪かったなんて…。
そこまでとは正直思っていませんでした。
覚悟はしていたとはいえ、愕然としました。
さらに、先生は私に
「ご家族の方はうつ病について勉強してください。
うつは治りますから。治療をしていきましょう。」と言いました。
ぎゅーっと娘の手を握り、「はい」というのが精いっぱいでした。
不安はいっぱいでしたが、
先生が「治る」と言ってくれたのでそれを信じ、
そして、やっとこれで夫も休むことができる、と思うと
少しだけホッとしました。
本当に夫の様子も異様でしたし、
異常な働き方でしたから。
ようやく病院に連れていけたので、
第一段階、突破です。
さて、後半は治療に入ってからと治ってからのお話をします。
続き <うつ病患者との生活〜治療からその後>
苦しい時は、誰かに心の内を打ち明けるのが一番です。
自分の気持ちを話すと、かなり心が楽になります。
電話で相談に乗ってもらう
10分話すだけでもかなり変わりますよ。
この記事を書いたライターこっしーはこんな人!
会社を辞めて自由に生きる方法を教えます!
どうもサイト管理人のゆりです。
私は22歳の時に会社を辞めてから、
月収で100万ほど稼げるようになりました。
才能があったわけでも、
環境に恵まれたわけでもないです。
もともとすごく頭が悪かったし、
会社では仕事ができない人間で有名でした。
そんな私でも、ビジネスに出会って
少しのあいだだけ真剣に取り組んでみたら
あっさりと人生逆転できました。
私はビジネスを学ぶ過程で、
人を動かす方法や、
感情を動かす方法、
コンテンツを作って価値を届ける方法など、
学校では学べないことを勉強してきました。
その経験から
勉強して、挑戦して、成長すれば、
誰でも資産を手にして活躍できると思っています。
私は、自由で楽しく
自分のやりたいことをやれる人間が少しでも増えれば、
一人一人に活気が溢れて、
世の中の価値やサービスが進化して、
楽しい人生を送れる人が増えると本気で思っています。
人生の質を上げるお手伝いが出来たら嬉しいのです。
そういった理念から、
私がどのようにビジネスに取り組み、
ゼロから今の資産を築いていったのか、
その成功体験を一つのPDFにまとめてみました。
ストーリー形式で作っていて、
10分程度でサクッと読める内容なので、
もし興味があれば読んでみてください。
→「月収100万円を稼ぐビジネスモデル付き」人生逆転ストーリーを読んでみる
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